東京朝倉同窓会

関東近辺に在住する福岡県立朝倉高等学校のOB・OGのサイト

第27回 お江戸さるき会

「なつぞら」の終わりとともに晴れわたるあきぞらに見守られて9月28日無事に終了しました。
 
 
 
            
JR南千住駅西口に10:00集合。14名です。いつもより少ないメンバーです。とある事情で周辺、黒いスーツのSPがたくさん!!
 
 
江戸四宿のうち三宿をさるいて、最後の宿「千住宿」のスタート。
旧日光街道および甲州街道の初宿。現在の「北千住駅」界隈が宿の中心地、千住ですが1658年頃に南方へ拡張されやがて千住大橋対岸の荒川区南千住(南宿)まで広がった。
現在、南千住・北千住と言うが荒川区南千住という住所はあっても足立区北千住は無い。そう、「北千住」は駅名だけでこちらは「足立区千住」。
 
                       
 
駅のそばに江戸時代、三大処刑場のひとつ「小塚原処刑場」の跡(明治初年に廃止)があり(延命寺)、その北側に小塚原回向院(両国回向院分院/浄土宗)。
 
街道沿いに存在したのは「庶民への見せしめ」のため。廃止までに20万人の罪人の死刑が行われたという。
  
 
延命寺は小塚原回向院から分院独立、罪人の供養をするための寺で「首切り地蔵」を安置。
 
 

   
安政の大獄で落命した橋本左内、吉田松陰、桜田門外の変の関鉄之助をはじめ多くの元水戸浪士が眠っている。
 
「悪役4人組」も並んで。鼠小僧次郎吉、片岡直次郎、高橋お伝、腕の喜三郎。
 

  
 前野良沢、杉田玄白が「解体新書」を作る前に人体解剖図の検証のために刑死者の「腑分け」が行われていたこの場所を訪れたという。
 
コツ通りを通り日光街道(国道4号線)を過り「円通寺/曹洞宗」
 
いきなりこんな!!
本堂の上の黄金聖観音像は高さ12m。大正12年高村光雲作。
ここには1963年3月、当時4歳の吉展ちゃんが誘拐され2年後の7月、この寺の墓地から遺体となって発見されたという。その供養地蔵がある。

回向院の入り口にも)⇒
      
 この黒門は上野寛永寺に建っていたもの。上野戦争の時の弾痕がボコボコと残っている。円通寺の住職が彰義隊士の266遺体を埋葬供養をしたのが縁で1907年に移設された。
☚庚申塔。左上に家光鷹狩の折、鷹が止まったという「鷹見の松」あり。
   
スサノオ神社(漢字変換できず) 地元では「天王さま」と。
   
  795年役小門の弟子・黒珍が牛頭天王・飛鳥権現の二柱の神が降臨した奇岩を祀って創建したと伝えられる。
  
ここでトイレ休憩 
  
 ☚ 神社の隣「荒川ふるさと文化館」の入り口・・・。
 こう映るんです。芭蕉さん!
 
こんな看板?を見ながら「千住大橋」を目指します。
江戸時代、家康が隅田川に最初に架けた橋(1594年)。伊奈忠次苦難の橋。
当時は現在地より200m下流。最初の架橋から1885年(明治18年)7月1日の台風まで流出が一度もなかった、江戸時代300年を生き抜いた名橋。
1927年(昭和2年)に現在の鉄橋が架橋され昭和48年、交通量が増えて下流側にピッタリ接して新橋架橋。タイドアーチ橋。

  
トイレ休憩
                             大橋公園
 

 北斎(富嶽三十六景)/武州千住&広重(名所江戸百景)/千住の大はし☟  

     
2004年に北岸足立区側の橋下をくぐる全長31m、幅2,6mの歩行者専用の
「千住小橋」が作られ、これにより東西分断されていた堤防テラスがつながった。
 足立市場に向かって(素通り)
 ここの芭蕉は南千住駅前の顔がちょっと違うような。
  
横山家の蔵の中の天井が魅力。

旧日光街道をズンズン歩いて

 ☚源長寺もチラ見して
こんなところも通って
賑やか商店街に入り
 そして
 勝専寺(浄土宗)
山門が格式高い赤い門(赤門寺とも呼ばれる)。内陣の裏に祀られて見ることはできなかったが「千手観音立像」があり「千住」の名前の由来に。
秀忠が鷹狩の休憩所に、家光は境内に御茶屋を、家綱はそれを御殿とし日光社参の時には数日宿泊。閻魔様もいらっしゃる。
⇒本堂彼岸花
さて、

ここは
大正期の洋館。昭和57年に改築。現在も開業中。
 旧日光街道の商店街に戻り

 
下見時の絵馬屋と横山家。1819年屋号「松屋」。紙漉きに使う紙問屋。伝馬役を担って「伝馬屋敷」とも呼ばれた。
  
江戸時代からの骨接ぎ医院。現在はお茶の水駅近くにも高層ビルを構える。
ここも「やってます」
旧長屋門と蔵。
     
                  
  いい加減暑くなって喉も渇いてきたがほんの少しだけ・・目の前の・・
    荒川です。いい風です。これで終了。
 ☆千住の路地☆
    
路地が多いのは・・・間口に対して課税されるので狭く、奥に長い町割りとなり、店の奥に住居、蔵、その奥に貸家(裏長屋)という造りになった。また、表長屋とは表通りに面して商売店舗兼住居の2回建て。
1階店舗、2階住居。裕福な人が多い。
☆今月のおまけ
  路面に発見!
 角に発見!

 

   北千住駅に発見!

 「宴だぁ!」モンキー・D・ルフィ
  
食べ放題飲み放題メニューで昼割りでシニア割りもあってなんと一人¥2300!
いつものごとくワイワイガヤガヤ♪の「おつかれさん」でした。
 次回10月26日は杉並の永福町界隈をさるきます。    (文責 橋本)