東京朝倉同窓会

関東近辺に在住する福岡県立朝倉高等学校のOB・OGのサイト

古処会 第三回

「ローヤルゼリータンパク質の話」

茨城大学 農学部資源生物科学科 

教授 米倉 政実 氏

第3回古処会講演を聴いて

吉原 眞一朗(朝高22)

平成24年4月13日(金)、朝倉高校第21回(昭和44年卒)の、茨城大学農学部食品分子機能学研究室 教授である米倉政実氏に「ローヤルゼリータンパク質の話」という演題で講演を頂きました。

食品の3つの機能(栄養になる。おいしい。体の調子を整える。)の話から始まり、ローヤルゼリーの生成過 程、健康増進効果、さらに米倉教授がローヤルゼリーの特徴的な成分であるタンパク質に着目、研究された経緯と話は進んで行きました。研究していく中でさまざまな機能や効果があることが判明し、その中でも動物が本来持っている免疫力(感染症やガンなどの病気を防ぐ力)を増強するという機能や、女性にはうれしい美白作用などの美容効果や男性にもうれしい肥満防止や育毛・養毛作用など、「ローヤルゼリー」が人間にもたらす働きを専門的でありながらもかつ素人にも関心が持てる話し方で説明されました。

さすがに現役の大学教授だけに、聴講者を飽きさせることなくグイグイとひきつけられました。ローヤルゼリーのプレゼントまであり、それも結構な高価であるとのことでしたが、「ちょっと飲んでみようか」と思われた人もいらっしゃるのではないでしょうか。

惜しむらくは、なぜ米倉教授が農学部で食品機能科学を研究されることになったのかを聴き逃してしまいました。

高校を卒業し進路を決めていく過程は皆、様々であると思われますが、米倉教授が大学の農学部から農学研究科へ進み、農学部教授として重要な成果をあげられていることに、教授の志の強さを感ずるとともに自らのこれまで生きてきた経過を反省させられることになりました。

次回以降も、さまざまな分野で活躍されている朝倉高校の卒業生の皆様のお話を聴かせていただくことを期待しています。

 第3回 古処会のご案内
               講 演                                      


「ローヤルゼリータンパク質の話」

茨城大学 農学部資源生物科学科 教授
米倉 政実 氏

略 歴
                      

  • 昭和44年3月  朝倉高校卒業(21回卒)
  • 昭和49年3月  九州大学農学部農芸化学卒業
  • 昭和54年3月  九州大学農学研究科農芸化学博士課程修了
  • 昭和54年12月 茨城大学農学部教務員
  • 昭和55年3月  茨城大学農学部助手
  • 昭和62年8月  茨城大学農学部助教授          
  • 平成13年1月  茨城大学農学部教授 現在に至る

「研究テーマ:食品分子機能学」

http://foodfunc.agr.ibaraki.ac.jp

「食品から病気や老化予防に役立つ成分を探し出し、どんな成分か、どんな仕組みで、 どのような働きがあるかの研究」

☆ ちょっと難しいそうに感じられる方に一

“ローヤルゼリー”といえば皆さんすでにご存知でしょう。
美容・美肌や老化防止、高血圧の改善などの健康にも効果があるといわれています。そこで、今回は長年その研究を続けていらっしゃる専門家の米倉教授にちょっと詳しくお話を伺い、聴いて学んでさらに健康に、もっと美しく!なりましょう。

具体的テーマは

①ローヤルゼリーのタンパク質はどのような構造や性質をもっているか、それを食べた時にどのような効果があるかを解明する。

②食品に含まれているタンパク質やペプチドの中から、病気予防や老化防止に役立つ成分を見つけ出し、その構造や性質、効能などを明らかにする。

③食品(具体的にはローヤルゼリー、ハスの実、キノコなど)中のすべてのタンパク質を一挙に分析し、タンパク質についてのデーターベースを作って、研究開発に役立てる。  など 米倉教授は「食品分子機能学研究室」において、食品やその材料に含まれる機能成分から化学構造や 病気を防ぐ仕組みなどを解明し、さらにこれらの成分を含む機能性食品を開発する研究を続けられています。