【活動報告】第64回お江戸さるき会
降水確率の予報でお守り代わりに折り畳み傘を忍ばせて
京王線仙川駅に10:00集合した13名
今回は「実篤公園&武者小路実篤記念館」オンリーでのイレギュラーお江戸さるき会
先ずは仙川を有名にした仙川安藤ストリートを抜ける
2005年あたりから432mの道路をメインに建築家安藤忠雄(1941~)らが手掛けた
コンクリートとスモークガラスの建物が並ぶ

仙川商店街に入る


この街には音楽部門で著名な桐朋学園大学がある
仙川駅から徒歩10分程度で目的の実篤公園到着


国分寺崖線(多摩川に削り取られた崖)
冬場には富士山が見える場所で撮影

9:00~17:00まで開園されているが園内の旧実篤邸・登録有形文化財(晩年の20年間をここで過ごす)は
11:00からなのでとりあえず緩い坂を下ってN字の階段を伝って庭を散策





約5000㎡の園内高低差は17~18mある
竹林を抜けての鯉も亀も鴨も泳ぐ大(下の池:上の池より水温高め)小(上の池)の池や
四季折々の樹木で楽しめる
池の水の水源は湧き水




菖蒲園ハナショウブ


五枚の花弁や八重のドクダミソウも発見



さて公園に隣接する今回最後の武者小路実篤記念館(1985年開館)


先月末から来月8日までの春の特別展「実篤の肖像」開催中(今年生誕140年)
「僕の尊敬することの出来る極く少数な現代人物中の重要な人・・佐藤春夫」
「正直な事を云わないでは居られない性質を持っている・・夏目漱石」
「よく物を食う・・志賀直哉」

武者小路実篤(1885~1976)
文学活動としては1910年に志賀直哉らと「白樺」創刊し文壇デビュー

代表作「お目出たき人」「友情」「真理先生」自叙伝「一人の男」など7000編近い作品数
40歳の頃から書画を始める

(磨りすぎてその中央に穴があいた色墨用の「澄泥(ちょうでい)硯」の展示あり)
生涯を簡単にまとめたビデオを見ながら紙コップで飲む冷たい水が美味だった


暑くもなく寒くもなく微風心地よくという半日に恵まれたこの日
記念館の庭にはザクロの木が育っていた


雨は降らなかった
<おまけ>
つつじが丘駅に向かう途中の住宅街でパチリッ




以上 記 𣘺本