東京朝倉同窓会

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【活動報告】第68回 お江戸さるき会

お彼岸が過ぎて心もち初秋の気配が・・・と思いきやまだまだ
そんな2023年9月27日 下北沢駅東口に集合 都合10名
空は青い

トレンディと言われる街並みとは離れた それでもおしゃれに見える裏路地を進む

そこにもここにもと曼殊沙華

これは?

ググってみた!「マジックスパイス」医食同源を掲げる元祖アジアンスープカレー東京店(札幌が本店)

さぁ第一目的地八幡山森巖寺到着

粟島(あわしま)の灸とは開山孫公和尚が自分の腰痛治療のため淡島明神の灸を伝授
その効能は確かなものとして世間の評判を得たらしい

1608年に開山した当時のイチョウの樹は樹齢400~600年といわれる一対

いちょうの木陰でチョイ休憩

徳川家康の次男結城秀康の位牌所でありその法名「浄光院殿前森巖道慰運正大居士」にちなんで「浄土宗八幡山浄光院森巖寺」と号する

明治時代の神仏分離までは「北澤八幡神社」の別当寺(神社を管理するための寺)でもある

一同驚き半笑い お賽銭もPayPay払い 賽銭泥棒防止とか合理的集計とかにも役立つのだろうなぁ

ここが北澤八幡神社

1469年から世田谷北辺の守護神として当時の世田谷城主吉良家の勧進による創建
御祭神は応神天皇 仁徳天皇

1990~1996まで少年ジャンプ連載の「スラムダンク」作中で陵南高の福田吉兆が
ダンクシュートの練習をした神楽殿のモデルだそうだ

ちなみにご利益のひとつに技芸上達がある
そしてなぜ猫?と言うと諸説ありだが

この近辺に居住していた萩原朔太郎が散策しながら書いた「猫町」から
地域と猫のゆかりが分かるそうな!

拝殿の前にせたがや百景指定の冨士講がある
江戸時代に富士山から溶岩を運んできたらしい

お江戸さるき会にはありがちな「脇から入って正面から出づる(笑)」

代沢せせらぎ公園でトイレタイム

せたがや百景のひとつでもある北沢川緑道(延長約4.3㎞/上流赤堤下流池尻)に
隣接する公園

北沢川は下水道整備に伴り暗渠化されたが、1996年再生水活用でせせらぎ復活
公園の地下に下水浄化施設があり高度処理水の浄化を行っている

夏にはザリガニ獲りもできるらしい
2028年にはリニューアルの計画もある

太子堂3丁目の圓泉寺(真言宗豊山派)

聖徳太子堂があり附近の地名太子堂はここからである
1871年附近の村の有志たちにより圓泉寺の土地に「太子堂郷学所」が開設され
四民平等の理念をもとに教育が行われのちに「幼童学所」「荏原尋常小学校」等を経て
区内初の世田谷区立若林小学校(現在)となる

たわわに撓るもイチョウの樹から微風にも因らず音もなくされど黄色く色づき落ち行く銀杏の実
目の前で落ちてくるその景色を待つのも悪くない

いよいよ最後の「三宿神社」1885年(明治18)建立

広大なる土地(1600㎡)

ここで最後の階段にしては結構な段数!

右手に神楽坂 正面に木造本殿と拝殿がある

左手には赤い鳥居の稲荷神社

武者小路実篤筆の旧江戸城の城石の碑もある

これにて第68回お江戸さるき会終了
時おり吹き抜ける風はやはり癒しの初秋の風だった

そしてスンドゥブチゲと石焼ビビンバと冷麺の三択ランチで
ワイワイと約3.5㎞完歩の心地よい会話が弾んだ昼下がりを共にした

<おまけ>    カンナ

以上      記 𣘺本