東京朝倉同窓会

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第30回 同窓会総会・懇親会

平成20年5月17日(土)記念すべき第30回東京朝倉同窓会が霞ヶ関の東海大学校友会館にて開催されました。 

東京朝倉同窓会が発足して30周年を迎えました。戦後復興の残り香と発展への希望が入り混じる昭和20~30年代に上京の先輩方で組織されたこの集まりも、会員2000名を超える大きなコミュニティーになっています。

30回目を迎える今回は記念大会。昭和47年に剣道日本一になられた横尾英治さん(旧姓・斉田、朝高21回生)の講演、そして総会を含む懇親会の2部構成です。なんといっても節目なわけですから、否が応でも私たち当番幹事32回生は気合が入ります。会場は官庁街のシンボル・霞が関ビルの東海大学校友会館。例年100余名の参加者のところ、今回は告知を早めていただくなどの計らいで、旧制朝倉中学・女学校も含む180名のOB・OGの皆さんにお集まりいただきました。

まずはじまりは講演会です。『朝倉高校と剣道日本一』、お話をいただきました横尾さんは現在、野球でも有名な和歌山県立箕島高校の校長先生です。朝高在学中は千葉国体3位や日本を代表する高校剣道の大会・玉竜旗で20人抜きの新記録をつくられるなど輝かしい戦績を残されています。国士館大学を経て和歌山県の高校教諭に着任後、剣道日本一・世界一の両タイトルを獲得されました。栄冠から30有余年、誰にとっても過去の栄光はこそばゆく、話しづらいものかもしれませんが、大会でのこぼれ話や皇居内で御前立会をなさったお話、高校時代の稽古や指導にあたられた鶴川先生とのお話などたくさんのエピソードを交え、剣道がわからない方たちにも大変親しめるお話をいただきました

講演で一貫して伝わってきたのは、強い者へも弱い者へも公平な教育者としての視点と、横尾さん独特の明るい人柄です。話す側も、聞き入る側も美しい。40分間のこの講演で今回の同窓会はぐっと集中力を増しました。  

総会・懇親会の流れは通年と変わりません。地元・朝倉からは荻校長先生、同窓会の篠崎副会長にも、お忙しい中駆けつけていただきました。もちろん、地元の名産品も会場でふるまわれます。目新しいところでは、JA朝倉のハヤの佃煮、甘みと独特の苦みに忘れていたDNAが騒いだ先輩方も沢山です。杷木は浜川の鍛冶屋さん本河製鉄所の包丁は、名刀ここにあり。太刀洗からは三井の寿が登場、東京の利き酒師も認める垂涎の銘酒です。気づかなかった名品、忘れていた名品が実は朝倉・浮羽・三井の旧3郡にまだまだたくさんあります。

そして、福岡で活躍するお笑い芸人・町田隼人さん(朝高55回生)参上。芸能に弱い朝倉の面目躍如なるか、会場からはヤンヤの声援です。三輪のばあちゃまのお笑い芸を披露していただきました。それにしても拍手が温かい、「東京でも活躍するようになってな」そんな声援を受け若き朝倉希望の星は、地元福岡でのお笑い研修会のため演目を終えると一路福岡へ。町田さんますます芸を磨いてね。

 会は進みます、福岡からは古賀勇実行委員長ほか同窓生7(※1)人が駆けつけてくれました。 名産品、白橋のホルモンと高菜は早くも売り切れ。抽選会は朝倉女学校の中島さん・平嶋さんにマスコットガールを引き受けていただき、大盛況です。横尾さんにたくさんの先輩・後輩が話しかけています。当番幹事も地元RKBで活躍する司会の実藤明子さん、世話役の平塚千寿加さんをはじめ全員でてんてこ舞いです。おお、会場はもう人、人、人です。お酒もすすみます。やっぱり同窓会は楽しいですね。2時間の懇親会はあっという間でした。

2009年への大きな期待を乗せて、30回記念東京朝倉同窓会は盛会にて御良喜とさせていただきました。  根本会長をはじめ毎年事務局を引き受けていただいています根本特殊化学の皆さま、また、企画段階から的確なアドバイスをいただきました常任幹事の皆さま、昨年の当番幹事31回生の皆さま、たくさんのご厚情ありがとうございました。そして何よりも、元気に参加していただいたOB・OGの皆さま、ありがとうございました。

※1 2009年1月に東京同窓会へ応援に駆けつけてくれた同窓生・小川敏彦くんが亡くなりました。「敏しゃん、東京のときはありがとう。ご冥福をお祈りしています」

(名産品でご協力いただいた地元のお店です)井上合名酒造(三井の寿)、河童のへそ本舗あけぼのや、白橋(ホルモン)、JA朝倉(ハヤの甘露煮)、篠崎酒造、床島屋製菓(甘木飴)、永野食品(高菜)、ハトマメ屋仲山製菓、廣久葛本舗、藤井養蜂場、フジヤ精肉店(馬刺し)、本河製鉄所(以上、50音順)