【活動報告】第71回お江戸さるき会

前日までは、20日は20:00過ぎからの降水予報だった
なのに、原宿神宮橋に集合した10:00には既に傘を必要とした☂
本会の雨天は、2019年11月の新井薬師以来(のような記憶)

参加は21名 今回は2025年最後の月に、一年間事故なく怪我なく元気にお江戸さるき会を実行できたことへの感謝の意を込めて、明治神宮へお礼の参拝とコースを絞った次第
とはいえ、夏の終わりに大事な仲間がひとり逝ってしまった
その喪失感は否めず、それでも共に歩いている思いで参拝
<明治神宮>
祭神は明治天皇と昭憲皇太后
天皇崩御後の1920年(大正9年)11月1日創建(天皇を祀る=神宮)
境内のほとんどは全国青年団の勤労奉仕により整備され、杜の樹々は約10万本の献木から成る
新年の初詣参拝者数は周知のとおり全国1位である
第一鳥居をくぐり、まず御苑の清正井(きよまさのいど)に向かう

第一鳥居は2022年夏に創建以来の建て替えが終わり、新しくなった
(コロナ以前に我々が訪れた時は老築化した鳥居だった)
高さ11m笠木(一番上の横位置の木)、両柱は直径1.06mで長さ15.6m
樹齢260~280年の吉野杉使用、菊の御紋は旧鳥居のものを張り直された

明治神宮は無料だが、南参道から入る御苑はシニア関係なく大人500円(維持協力金)

江戸時代の初めに熊本藩加藤家下屋敷があり、その庭園だった(後に井伊家に移る)が
明治維新後皇室の御料地となり、代々木御苑と呼ばれた


「うつせみの代々木の里はしづかにて 都のほかのここちすれ」明治天皇
一帯は83,000㎡の広さがあり、小径の両脇には、熊笹をはじめ落葉樹広葉樹ヤマツツジなどなど
四季を通して鑑賞できる落ち着き払った風景である

<清正井> ↓↓

加藤清正が掘ったと言われ、風水で言えば富士山から皇居へ向かう気の流れの「龍脈」の上にあり、
この井戸が気の吹き出す「龍穴」となっていることがパワースポットの由縁だとか
通常の縦井戸ではなく横井戸で、渋谷川の源流にもなっているが、井戸から「南池」に注ぎ出でた水で
5~6月の花菖蒲が育ち見頃となる

井戸の水に触ったメンバーの一言「冷たい!」
ここから北通門へと向かうと「隔雲亭」
数寄屋造りで室内から洩れるオレンジ色の情緒的な灯りに心惹かれる




さて、国の重要文化財の本殿へ

8基ある鳥居の第二鳥居は、樹齢1500年超えの木製日本一
高さ12m、柱直径1.2m、重さ13トン
社殿前には、創建時に植樹されたご神木の大きな夫婦楠の木が注連縄で結ばれている(縁結び)

神社建築として伝統的な三間社流造(正面の柱4本・柱間口三間)
檜皮葺の屋根と欅のその柱、そして彫刻はなるほどとうなずける

この日も綿帽子の花嫁御寮あり




再び第一鳥居に戻り、原宿駅を左手後にして代々木公園
都立公園5番目の広さ(544,711㎡)で、森林公園と競技場や野外ステージなどを有する
かつては陸軍代々木練兵場であったが、公園として1967年10月20日開園
(本日!偶然)








日本航空発始の碑 ↓


明治42年代々木練兵場開設の翌年(1910年)徳川・日野両大尉がわが国初の飛行
その記念碑である(翼を広げた鷲)
世界初のライト兄弟飛行からわずか7年後の快挙




ということで、雨が降ったり止んだりの約4.5キロの行程を経て、ここにて解散
渋谷の公園通りを抜けて、ランチ会場へと妙に速足に(笑)
<おまけ>
明治神宮参道で見つけた!

以上 記 𣘺本